車いすで街に出よう~旅する車いす!

還暦過ぎて両ひざ半月板損傷となり、松葉杖や車いすを使用することに。街に出てみると、車いすで行ける場所が意外と多いことがわかり、歩行が不自由でもなんとかライフスタイルが維持できるのではないかと思い、シニア世代に向けて日常を旅する車いす!を綴ってゆきます。

 秋にしては日差しが強い、暑すぎる天気になりました。
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 長時間の立ち飲みはつらいので、折り畳みイス、ペーパー素材の帽子と、除菌ウェットシートをお気に入りのバックパックに詰めて参戦。バックパックを使いだしたのは3年前から。
 膝の故障により松葉杖生活になり、両手が塞がってしまい、たくさん持っていた手提げかばんが、一つも役に立たなくなったために、購入したのが始まりです。

 歩けない人の不自由さは頭では理解していたものの、自分が歩けなくなって初めて知りました。
 例えば、折り畳み式の杖も、何がよいのかわからず、自分に合ったものに出会うまで、何本も購入しました。何でもよいわけではないんです。握る部分には長時間掌に体重が乗るわけですから、掌が真っ赤になり痛くなります。握りやすい形状と痛くならない材質のものでなければいけない。
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 バックパックも、場所を選ばず、丁度良いサイズで、使い勝手のよいものは、早々見つからない。
 その点、このバックパックは、フォーマルな場面にも担いでゆけるので、お気に入りです。
 これは、退職の時に、社員の皆さんがお金を出し合って贈って下さったものであり、80人の気持ちが詰まっているので、私にとって最も大切なバッグです。

 下の画像は、従来から使用している折りたたみ杖ですが、使ってゆくうちにいくつか不満な点が出てきましたので、今回、その不満点を解消すべく新しい杖を購入しました。

 購入に際してのポイントについて書きます。
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 購入価格3,500円。アルミ製。価格が安いのが良い点であり、ジョイントをつないだ時にガタツキがなく丈夫であり、底のゴムに適度な柔らかさと丈夫さがあり、グリップはピカ一で、しっかりと体を支えてくれます。
 不満点は、
 ①持ち手の部分が木製なので、手に体重をかけると手のひらが痛くなります。ゴムかウレタン製がよい。
 ②ジョイントを接合させ、使用した後でジョイントを外そうとすると強い力が必要。
 男の私ですら外すのに一苦労します。最初の頃は、潤滑油やチェーンオイルを塗っていましたが、半年間使ってゆくうちに接合部分が締まってゆき、潤滑油を塗ったとしても手の力ではなかなか外せなくなりました。

 購入に際しての条件
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 二本目の杖を購入する場合の条件ですが、
 ①持ち手が樹脂製であること
 ②ジョイント部分の接合と取り外しが簡単であること
 ③軽量でジョイントにガタつきがなく丈夫なこと
 ④持ち手の付け根部分の管が細くなっていて握りやすいこと

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 お店で試してみて購入。カーボン風のデザインがお気に入りです。
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 購入価格13,000円。アルミ合金製。価格はそれなりにですが、このクラスの杖にしては安い方です。
 アルミ合金製のため、管は細くて軽量にも関わらず、丈夫でしっかりしています。

 丈夫でしっかりなんて当り前じゃないかと言われると思いますが、お店で10本以上の折りたたみ杖を試してみると、接地した時のグリップ感がそれぞれに違うし、一番よくないのはジョイント部分が頼りなかったり、僅かのガタツキがあったりするものも何本かあり、これはダメです。

 必ずお店で試してから購入することをお勧めします。


 持ち手の素材ですが、手のひらがあたる上の部分は柔らかく、指で握りしめる下の部分は少し硬くなっており、上下で硬さが違うため、非常に握りやすい。しかも、持ち手の付け根部分の管が細くなっていて持ちやすい。
 また、ジョイント部分のアルミの形状に工夫がなされており、接合した時に管同士が接触しているのはわずか5ミリ程なので、取り外しが軽い。
 細いけど丈夫であり、高級感もあるデザインなので、この杖は気に入っています。

 香林坊は徒歩圏内であり、金沢駅へは散歩に行くことが日課でしたが、ひざを痛めたことで、20年以上続いた駅への散歩を卒業しました。

 400m程度は歩けるので、最寄りのバス停まで歩き、街へ出るのは専らバスです。
 北鉄バス、JRバス、ふらっとバスを駆使すれば、市内のほとんどの場所へ出向くに、なんら不自由はありません。
 小銭入れにアイカとスイカの両方を入れて、最高の相棒です。

 ただ、バスに座れないときや、バス待ち時間が15分を超えるときは、痛みで立っていられなくなるので要注意です。折りたたみの杖をリュックから出して、杖によりかかることで体圧を分散させます。地獄にはほとんど効果はありませんが、多少の気やすめになります。

 帰りのバス待ち時間が1時間あるときなどは、スタバで本を読むか、または、本を持っていなければサイゼリヤは重宝します。

 というわけで、香林坊のサイゼリヤで1杯飲んで帰るというパターンが意外にも面白くなりました。
 酒が強くないのでワインなら1~2杯まで。せんべろ(千円でべろべろ)という言葉はあまり好きじゃありません。へべれけに酔っぱらいたいわけじゃなく、楽しい気分を味わいたいのです。
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 みなさんご存知の100円ワイン。
 イタリアの契約ワイナリーで作られたワインであり、大衆イタリアンの別の店で供される500円クラスのハウスワインには、美味しくないものに出合うことが多々あるので、それに比べたらサイゼリヤのハウスワインは間違いありません。
 このコスパに敵なしです。
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 白より赤の味が好みであり、デカンタ(500ml)で頼んでも、グラス(概ね125ml)でも損はありません。
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 ランブルスコ ロゼ 甘口(グラスは廃版) 味はそうしたもの
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 野菜系おつまみ4兄弟。安いので、まずはワインと青豆の温サラダを頼んじゃいます。
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 柔らか青豆の温サラダ
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 夏の限定 一口サイズのズッキーニのピクルスも美味かった(廃版)
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 キャベツとアンチョビのソテー。復刻の味かあ、歓迎です。

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 食べるスープはイタリアの家庭料理。試してみました。
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 玉ねぎのズッパ 
 玉ねぎ、ニンジン、セロリ、チーズ、パンが溶け込んでおり、まるでイタリアの家庭料理。
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 おつまみとして外せないのがこの2品。毎回頼んじゃいます。
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 エスカルゴのオーブン焼き
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 アロスティチーニ ラムの串焼き
 そもそも、ラム肉には目がないのですけど、地中海風のスパイスも好みであり、このスパイスが付いてくるから頼んでいるようなものです。
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 イカの墨入りスパゲッティ
 30年以上続くこだわりメニューであり、濃厚なイカ墨ソースはやばいね。
 ミシュランガイド掲載のクアクアで、イカ墨スパゲッティは超好みですけど、サイゼリアのイカの墨入りスパゲッティもコスパを考えると凄い一品ではないでしょうか。
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 参考:クアクア
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 参考:エバンス。コウイカ
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 参考:ルーチェ
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 参考:タマヤ
 イカ墨スパゲッテイの画像を見比べるてみると、外見の違いはほとんどわからない。どちらかというとすべて地味なヴィジュアルです。
 コスパの高さからいうと、サイゼリアは凄いです。
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 過去に食べた「若鳥のディアボラ風」はファミレスの味がして評価は低かったのですが、このたびパリっとジューシーにリニューアルしたのだとか。ならば、食べてみることに。
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 NEW若鳥のディアボラ風
 皮はパリパリになり、鶏肉を食べているという、しっかりした食べ応えもあります。
 これまでは、コンビニのレジ横にあるような加工感のある肉でしたから、ずいぶんグレードが上がりました。鉄板のじゃがいもやコーンも、これまでは冷凍食品ぽくって残していたのですが、ホクホク感が出て、すべていただきました。

 以下は、過去にいただいたお料理です。

 サイゼのメニューはどれも悪くないのですが、全てが好みというわけではありません。
 一度食べればもうよいというメニューもありますので、「当たり」「外れ」などと言いながら、好みのメニューを探してみるのも面白い。
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 フレッシュチーズとトマトのサラダ 水牛のモッツアレラ 300円 爽やかで美味しい。
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 季節限定 アスパラガスの温サラダ250円(廃版)
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 法蓮草のソテー 200円 味はそうしたものだが、盛り付けが汚い
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 セットプチフォッカ 100円 どうせエスカルゴのオリーブオイルに浸すのではあるが、最初っから油でベショベショしていてガッカリ。
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 マルゲリータピザ 400円 コスパは素晴らしくて、味も悪くないが、好みというわけでもない。
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 バッファローモッツァレラのピザ Wチーズ 600円 見た目は汚いが、コスパは素晴らしい。
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 フレッシュトマトのスパゲッティ 生トマト1.5個入り 500円(廃版)
 悪くないが、酸味とトマトの芳醇な香りがしない。いくら安くっても、これでフレッシュトマトを名乗って欲しくない。
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 ペストジェノベーゼ 胡瓜入り 500円(廃版)
 想像を超えるうまさだったが、季節限定のため廃版メニューに。
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 キノコとパンチェッタのボスカイオーラ ペコリーノロマーノ 499円(廃版)
 きこり風という名前のパスタ メニューの立派な写真と違い過ぎて、がっかり。
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 ナポリジェノベーゼ エリコイダーリ 牛肉と玉ねぎ入り 499円(廃版)
 魅力的なメニューに期待は大きかったが、牛肉と玉ねぎのソースがファミレスの味で、ガッカリ
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 以前の柔らかチキンのチーズ焼き500円。以前の味はそうしたものでしたが、いまは味のグレードがアップしたのではないかな。
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 ハンバーグステーキ400円 はんぺんのような食感ですが、コスパを考えると凄い。
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 ハヤシ&ターメリックライス 500円
 若いころは好きでよく食べていましたが、久しぶりに期待して食べたハヤシは、レンジでチンしたかのように皿の周辺は熱くなっていますが中心に向かって冷たく、香りのないライスと、牛肉の質感がどこにもない。冷めたソースにもガッカリ。
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 リブステーキ 1000円
 サイゼで一番高いメニューだが、リブステーキにしてこの金額は安い。
 この頃のジョイフルのステーキも似たような金額でしたが、美味かったので、私はジョイフルのステーキの方をリピートしてました。
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 イタリアンプリン 250円 この金額でマジ美味しいです。

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